日時:2019年6月19日 水曜日18時30分〜20時30分
場所:北沢タウンホール2階
担当講師1:足の専門校SCHOOL OF PEDI校長 桜井祐子
担当講師2:東京フットケア協会代表理事 山本孝志
受講者人数:61名
一般社団法人 足の番人とは、「危ない足」「危なくない足」の違いを熟知し、足の評価やフットケアに関わることで患者さん・利用者さん・お客さんの足の問題点を察知し、トラブルの悪化を防ぎ寝たきりやフレイル、歩行障害の予防をする“地域の足の守るゲートキーパ”を育てる団体です。
今回はお二人のフットケアスペシャリストの先生に具体的なケア方法を見せていただきながら足のトラブルケアについて学びました。
参加希望者が多数だったため会場を広くし、看護・介護・リハビリ・セラピストなどさまざまな職業の総勢61名の方にご参加いただきました。
《講義内容》
前半:「この足どうケアする?1実技」
後半:「この足どうケアする?2質疑応答」
前半はフットケアの実技を見ていただくセクションでした。 桜井先生からモデルの方の片足を実際にケアしていただきました。
対象の方の足を目の前にした時に、どこからみていくのか? どのような点に注意すべきか? 使用する物品は? どのように使う? など、とても丁寧に説明しながら施術を進めてくださいました。
全ての方が同じようにケアを行うのは難しいかもしれませんが、環境により取り入れられる点・改善できる点などを考えるヒントになったことと思います。
施術者をチェンジし、山本先生からももう一方の足に同じように「どのようにケアをするか?」の説明および実践がありました。
手元をビデオカメラで撮影し、スクリーンに映しながらの進行でしたのでセラピストによ るフットケアの実際を細かい点まで見ていただけたと思います。
また、施術者が違うと視点が変わり、その変化を実感できて興味深い内容となりました。
後半は一般社団法人 足の番人の理事長であり下北沢病院院長の菊池守医師も加わり、足の状態を何点かスライドで投影しながらご本人のバックグラウンド・セラピストのケア・医療の見解は? など、ディスカッションが行われました。
それぞれの立場による見方、ケア方法、アドバイスなど、普段なかなか聞けない情報も行き交い受講者の皆様も熱心に聴いてくださいました。
最後に、お二人の講師からワンポイントアドバイスがありました。
講師おすすめのフットケア道具、使い方のコツ、注意点など参考にしていただけたのではないでしょうか。
コース終了後のアンケートには、「実演が大変わかりやすかった」「多彩な症例対策も聞けて本当に良かった」「使う道具の違い、マシンの使い方なども参考になった」「医師とセラピストのアプローチの違いをもっと聞いてみたい」など、貴重なご意見を多数いただきました。
アドバンスコースは全部で7カテゴリあり、足についてさまざまな視点から学ぶことができます。アドバンス受講には、まずベーシックコースを受講していただくこととなります。
7月9日のベーシックコースのお申し込みもまだ間に合います!ぜひご参加ください。