足の番人ベーシックコースセミナー開催報告(2019年4月26日)

  1. 活動報告

セミナータイトル:ベーシックコース
日時:2019年4月26日金曜日 18時30分〜20時30分
場所:北沢タウンホール
講義①担当講師:下北沢病院院長 菊池守
講義②担当講師:下北沢病院看護師 西出薫
受講人数:51名

一般社団法人 足の番人とは、「危ない足」「危なくない足」の違いを熟知し足の評価や、フットケアに関わることで患者さん・利用者さん・お客さんの足の問題点を察知し、トラブルの悪化を防ぎ寝たきりやフレイル・歩行障害の予防をする“地域の足の守るゲー トキーパー”を育てる団体です。

2019年4月26日にこの「足の番人」になっていただくための基礎知識をお伝えする講座「ベーシック コース」が開催されました。ベーシックコースは二部構成となっており、前半は講義①下北沢病院の菊池守院長による『危ない足ってどんな足?』 後半は講義②同じく下北沢病院の看護師の西出薫講師による『フットケアの基礎知識』という内容でした。

講義①は、病院とともに地域で支えるフットケアの定着を目標に、足に起こりうる問題や治療方法の実際を知ること、足をとりまく環境として靴の重要性を知ること、危ない足のサインが見受けられたらどうすれば良いか?などのお話がありました。特に、足の切断に繋がりかねない疾病やそれら特有のリスク、危ない足の疑いを発見した時の行動はぜひ知っていただきたい内容でした。

講義②は足の番人としてのフットケアの内容を知ることがテーマでした。フットケアの基礎知識を持つことは大事ですが、危ない足とそうでない足の区別がつけられる事こそ、とても大切です。具体的なアセスメント方法の紹介に参加の皆様が熱心に聴き入っていらっしゃいました。また、安全なフットケアを行うための注意点・使用物品の紹介もありました。フットケアを行う環境によっては全てを揃えることは難しいかもしれません。限られた物品でどのように行うか、という視点を持っていただけると沢山の人の足を守れますね。

コース終了後のアンケートには、「足に対して無関心だったことに気づいた」「今後の仕事に役立てたい」「観察ポイントなどがとても参考になった」など、貴重なご意見・感想をたくさんいただきました。 ベーシックコースは病院・在宅医療・フットケアサロン・靴店などにお勤めの方など、様々な方が参加対象です。医療従事者でなくても全く問題ありません。 ぜひ、ふたつのテーマの講義をご受講いただき、足の番人への道を一歩踏み出してください。お待ちしています!

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