『セラピストによる高齢者のフットケア』
2018/12/14 活動報告 歩っとけあ 代表 嘉陽 海子
高齢者のフットケアに特化して、12年ほど前より、高齢者施設に出張しフットケアをさせて頂いております。その経緯を自己紹介の中でさせて頂きました。実際に高齢者施設内で行っているご高齢のお客様(利用者様)への対応、普段行っているフットケアについてお話しさせて頂き、気を付けていることや、経験してきた中で学んだこと、高齢者の現状や、その問題点などをお話しさせて頂きました。
私が普段行っている「高齢者のフットケア」は認知症の方も多くいらっしゃいますので、
自らがフットケアを受けようとする方ばかりではありません。なので、お一人お一人の対応が変わります。足は体を支えている大切な部位なので、なるべく多くの方にフットケアを受けて頂きたいと考えております。どうすれば、ご高齢のお客様に受け入れて頂けるかについて焦点を絞ってお話しさせて頂きました。
「『認知症で拒否があったら無理には行わない』というのが印象に残りました。」というご感想を頂きましたが、慣れて頂くには、寄り添うことと、多少の時間が必要だと実感しております。
後半に『簡単に足を温める方法』をレクチャーをご紹介しました。参加者の皆様には、隣の席の方とペアになって行って頂きました。
予めご用意頂いたタオル、ビニール袋、カップ1杯程度のお湯を使って足を温める方法を体験して頂きました。足浴ができない場合(臥床されている方、端坐位が難しい方など)に手軽に行える方法です。参加者の方から「普段はお湯にタオルを浸して絞ってホットタオルを作って清拭をするが、これなら簡単にできるね!」と期待通りのお言葉をいただきました!
お帰りの際に「まだ足がポカポカしている」と仰っている方もいらっしゃいました。
私としては『足浴方法』をレクチャーさせて頂きたかったのですが、会場の都合により、作成した動画を見て頂くことにいたしました。しかし当日はyoutubeにUPしたものが電波の関係で流せず、違うものを見ていただきましたので、実際に用意していた足浴をこちらでご紹介させて頂きます。
「足の番人」はじめ、足のセミナーに参加されている方々は、足への関心度が高い方、足に関わる職業の方が多く、最近ではTVなどでも取り上げられることもあり、認知度も高まってきましたが、一般的にはまだまだ足は疎かにされていることも現状です。
多くの方が、足の番人になって、足の大切さを啓発して広めていただきたいと思っております。
セミナーを終えて・・。
私は、初めて40名弱の大勢の方の前でお話しする機会を頂きました。
とても緊張はありましたが、サポートして下さる方が沢山いましたので楽しく充実した時間でした。
資料作成中には、これまでに見逃していたことがクローズアップされ、新たな課題ができました。
私自身が勉強になりました。ありがとうございました。