セミナータイトル:ほっとけない足の血管病変

  1. 活動報告

セミナータイトル:ほっとけない足の血管病変
日時:2019年3月15日金曜日 18時30分〜20時30分
場所:北沢タウンホール
担当講師:下北沢病院医師 長﨑和仁
受講者人数:40名

数多くの方が悩まれている足のむくみや血流障害。なぜ起きるのか?
対処法・治療法は?日常生活でどう気をつけたらよいか?
など、足の番人として対象者に的確なアドバイスができるよう一般社団法人 足の番人のアドバンスコースカテゴリ④「危険な足2 循環・血流障害」を開催しました。
前半は足の動脈・静脈の二つの観点から、それぞれの病気・トラブルの実例紹介がありました。

心疾患や脳血管疾患に大動脈瘤及び解離を加えると、日本人の4人に1人がこれらの「血管事故」により命を落としているそうです。足の血管の病気をいかに早期発見するか?早期治療できるか?が大切だとわかりました。また、重症虚血肢で下肢切断となった場合の歩行機能の変化のデータも示されました。
切断を回避するには、フットケアが重要であると再確認するお話しでした。
静脈については、静脈還流の仕組みや静脈弁の説明、下肢静脈瘤の様々なタイプの紹介がありました。
下肢静脈瘤は自覚のあまりない軽症タイプからだるさやむくみなどをともなう重症タイプのものまで実例のスライドを多く見ることができました。
下肢静脈瘤の診断方法や治療方法、そのうち手術療法の説明もあり、足の番人としてそれぞれの立場からのアドバイスにつながる知識を得ることができました。

後半は血流を評価する検査の種類や方法を、実技を交えて学びました。
足背動脈や後脛骨動脈の触診、血流ドップラーを用いた聴診をモデルの方の足で実践しました。

足の番人の皆様の職種によっては、普段なかなか行わない作業ですので大変興味深く聴講してくださいました。

アドバンスセミナーの「危険な足」では、今後も足に起こる大きなトラブルを理解するとともに早期発見し早期治療につながるような情報の提供をおこなっていきます。
今後のセミナーにもぜひご参加ください。

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